「夜のセーブポイント」ではネットルーム・個室ビデオ店などで長期生活されているご登録者へその「ご自宅」まで定期的に食料のお届けをしています。

6月全体のご相談傾向として、やはり「今お住まいがあり」+「既に社会制度(生活保護など)」につながっている方からのご相談が、緊急支援的な文脈においても目立ってきていること。これは長期的な傾向として(物価高・光熱費高として)不可避なものであり、一方で苦しさを訴えるお話を伺うも、食料を届けるなど以外の直接的な手立てが極めて限られてしまっており、悩む状況があります。

もうひとつの傾向は、コロナ禍の初期にご相談対応させていただいた方から、再度の苦境を訴えるご相談が重なったこと。
もちろん、第一義には「もう一度ご相談してくださってありがとう!」ですが。
一方でコロナ禍初期にあったさまざまな公的支援メニューの大半はすでになく、リソース不足の中、一度目のような手厚い支援が難しい中で心苦しさを抱えながらお話を伺うことも多い状況でした。

いずれにせよ困難が見えづらくなっていき、逆に使える手札が減っていくというジレンマ(これは私だけではなく、支援団体全般に言えることかもしれないのですが)の中、なんとか折り合いつつ支援の手を止めないようしていきたいです。