だれひとり、
路上に取り残さない

突然安心できる住まいを失う・通信手段がなく社会から疎外される、あらゆる年代の方を
「いつでも」ささえるセーフティネットをつくりませんか?

緊急支援を支えてくださる人!

現在117人/目標300人

今、都市の中で突然「安心した住まい」を失う方が急増

20代のAさんは、家賃が払えずアパート退去後、派遣やスポットワークアプリの日払いで稼ぎつつ、ネットカフェや個室ビデオ店で寝起きする生活となりました。
ところがある連休初日、どの仕事も定員がいっぱいで入れず、その日の入金のあてを失い、この夜安心して宿泊できる手段を失ってしまいました。

30代のBさんは、パートナーと一緒に暮らしていましたが、やがて言葉を含めた暴力を振るわれるように。
やがて妊娠していることもわかり、自分が働くことも許されず、家にお金を入れてくれるわけでもなく、医療にも掛かれず、ここには居られないことがわかりつつも身動きが取れない状況となってしまいました。

40代のCさんは、各地の自動車工場で働き、付属の寮暮らす生活でしたが、景気の悪化もあり仕事が途切れました。
最後に入った給与でのネットカフェ生活が続かず、いよいよお金が尽き今夜からホームレス状態となってしまいました。

東京だけで4000人以上の不安定居住&不安定就労層が

私達が「今夜、安心した居所ですごせない方」を対象とした緊急支援を本格的に始めたのは2020年3月末のコロナ禍。彼らの多くは、隆盛するスポットワークアプリなどで日銭を稼ぎ、ネットカフェなどにその日払いで宿泊されるような自転車操業的な生活をされている状況です。
彼らはホームレス状態であるにも関わらず/だからこそデジタルインフラの一点に拠って生活基盤が支えられていること。そして「即時的にその日の仕事が決まる」ことの裏返しで「即時的にその日仕事に入れないことが決まる=今夜ホームレス状態が確定」することなど、過去の「ホームレス支援」の文脈では捉えられない状況が出現しています。

不安定の中で安定していた方が、突然破綻する状況が出現しています

「不安定就労&不安定就労層」は、東京都が2018年におこなった調査の時点で4000人存在するといわれていました。
そこからコロナと、格差・物価高の影響が強まっている現在、確実に「4000人より増えてる」こと以外、誰も実態はわからない状況が出現しています。若年化も多い。2024年9月現在の年分の緊急支援の年齢傾向。20代・30代・40代が全体の7割を占めており、想定していた「26歳〜39歳の後期若年層」と「40歳〜54歳の氷河期世代」が中心となっています。

2024年度(9月現在まで)の「せかいビバーク」(緊急支援対応)の年齢傾向

不安定な住まいのまま不安定な仕事をされている方のうちふたりにひとりが、スポットワークアプリを利用していると回答。最初はフードデリバリー。今はスポットワーク(アプリ)が主流。

相談のきっかけが携帯電話の停止。コロナ初期では6割が通信がない状況。住まいを失ったタイミングではなく、携帯電話ファーストとなっている。

スポットワークアプリで仕事にエントリー後、猛烈なゲリラ豪雨で身動きが取れなくなり出勤出来ず。そのままペナルティーで一定期間アカウント停止から身動きが取れなくなったという相談も。

それを解決する市民×ICTの緊急支援網「せかいビバーク」

こうした状況に対して、私達は「せかいビバーク」という支援プログラムを市民と一緒に展開。東京・埼玉にて「週7日/早朝から深夜まで対応する」緊急支援&相談窓口を社会実装しています。


「せかいビバーク」は、2021年10月よりスタートしました。本プログラムは、今住まいやお金を失い、都市の中で身動きがとれなくなった方がその日一泊し、翌日支援へつながることを実現するために「受付用相談アプリ」と「緊急支援パッケージ」を開発。
「緊急支援パッケージ」には、その夜を安全に過ごせるもの+一食を担保するもの+明日の行動を担保できるもの+モバイルバッテリーなどが、レターパック大の封筒にセットされています。
これを各地区の飲食店や書店、商店、お寺や教会、非支援系のNPOなどに設置して「受け取りスポット」になって頂き、その旨と場所をウェブサイトで公開。
今日住まいを失った方がそこへたどり着けば、スポット側のスタッフが「受付用相談WEBアプリ」を使って受付をして頂くだけで、パッケージをお渡し。受け取った相談者は中身を使って一夜を安全に過ごし、翌日支援団体や公的支援ワンストップでつながることを実現しています。

緊急&ワンストップの「せかいビバーク」

「せかいビバーク」を利用できるのは直近で住まいを失い、今夜安心して泊まれない方(一度も利用したことがなく翌日相談する事をお約束出来る方)
「せかいビバーク」のWEBサイトで「受け取りスポット」を知り、受け取りに向かう。
提携する「受け取りスポット」で受付をし、緊急お助けパックを受け取る。
パックの中身を使って安心できる場所で一泊。
翌日、パック内のガイドに従って公的支援窓口に行く・もしくは事務局に相談する。

開始以降「受け取りスポット」は東京・埼玉で50カ所以上で広がり、利用者は550人以上。特に2023年末〜2024年からは急速に認知が広がり、現在ほぼ1〜2日に1名以上の新規利用が止まらない状況となっています。

連日、相談者をキャッチし続けます

誰一人、路上に取り残されないために

Aさんのその後

ネット検索で「せかいビバーク」を発見。「受け取りスポット」に向かい、店カウンターで「利用したい」と伝えたところ、すぐに受付。緊急お助けパックを渡された。パックの中に入っていた案内に従って、都内のホテルに移動、チェックイン。まもなく「せかいビバーク」スタッフがお部屋まで訪問。ごはんも提供された。
スタッフと相談し公的支援の利用も勧められたが、連休明けに既に仕事が決まっていて、そこまで野宿しなければ十分と伝える。結果、連休明けまでの宿泊延長と食料提供を受け、無事連休明けに仕事へ戻ることが出来た。

Bさんのその後

以前、公的相談窓口で話した際、民間の使える選択肢として教えられた「せかいビバーク」を思い出し、所持金がほとんどない状態で家を出て、「受け取りスポット」へ。簡単な受付を済ませて緊急お助けパックを受け取り、パックの中に入っていた案内に従い、その夜はネットカフェに宿泊。そこからスタッフへ連絡し、翌日ご相談。
スタッフとお話しし、未受診状態だったので妊娠相談に強い連携団体へつなぐ。スタッフと一緒に女性相談窓口へいき、そこ経由で安全な居所に移動。複数の専門家とこれからのことについてゆっくり考えることが可能に。

Cさんのその後

何かないかとネットで検索し「せかいビバーク」を発見。「受け取りスポット」で緊急お助けパックを受け取り、パックの中に入っていた案内に従い、その夜はネットカフェに宿泊&ご飯も食べられた。夜にウェブサイトの「一度利用した方専用相談フォーム」から、明日以降の相談がしたいと連絡。すぐにスタッフから返事が来て、一夜明けて最寄り駅前で会うことに。
スタッフと相談し、「生活保護」利用を決める。相談の中で「扶養照会」を止められることや、施設に入らなくても受けられることを知ったのが決め手。自分が土地勘のある区の福祉事務所へ、スタッフが同行して生活保護を申請。「扶養照会」はされず、施設に入って余計なお金を取られることもなく、約2ヶ月に自分が契約したアパートに住むことが出来た。

今日も続く緊急支援

昨日も、今日も緊急支援&緊急対応が続いています。どうかこの活動を寄付で支えていただけませんか?

この活動には、あなたのご寄付が必要です。

10000円の寄付で

「せかいビバーク」の緊急宿泊パッケージを1つ作る事ができます。

5000円の寄付で

今夜安定した住まいを失った方へ支援する、一泊分の緊急宿泊支援をおこなうことができます。

3000円の寄付で

緊急支援でつながり食事が満足にとれていなかった方へ、数日分の食料をお渡しできます。

せかいビバークの「受け取りスポット」になりませんか?

路上に取り残された方の受け皿になる、という選択肢

「みんなで支えるせかいビバーク」を街中に設置しています。現在50カ所以上を超えました。法人・団体様(任意団体も含む)

「今夜安心出来る場所で過ごすことが出来ず、翌日に公的な相談窓口へ相談される方」へ、緊急お助けパックをお渡しする「受け取りスポット」になっていただけないでしょうか?

お願いしたいことは、上記のご状況の方が「パックを受け取りたい」といらした時に、所要時間5分程度で専用受付システムに従って受付をしていただき、パックをお渡ししていただくだけです。いわゆる「相談支援」をお願いするわけではございません。
現在「東京」「神奈川」「埼玉」「千葉」で募集しています。

お願いしたいこと①

パックの在庫を補完していただきます。こちらはレターパック大の封筒(厚み3センチほど)を3〜5個保管していただくだけです。

お願いしたいこと②

ご利用されたい方が来られましたら、専用のウェブアプリを使い、5分程度の受けをしてもらう

お願いしたいこと③

せかいビバークのサイト上に掲載。時間は法人の営業時間=じゃなくても大丈夫です。

×やらなくてよいこと

いわゆる相談支援をお願いすることはありません。アプリの指示にしたがって簡単な受付をしてもらうだけです。あとは事務局がやります。

×やらなくてよいこと

在庫管理はしなくてもよいです。勝手に把握して補充致します。

スポットについてよくある質問

Q
「受け取りスポット」の登録に条件はありますか?
A

はい。現在は「法人様のみ」とさせていただいています。「個人」の方は恐れ入りますがご登録出来ません。任意団体の登録は可能ですが、定期的な活動実態がある場合に限らせていただいております。どうかご了承ください。そのほかの条件についてはかなり調整が可能なので(たとえば月1〜2回しかオープンしないが可能か?など)お気軽にお問合せください。

Q
在庫管理はスポット側でやる必要があるのでしょうか? こちらから頻繁に連絡する必要がありますか?
A

いいえ。在庫管理の必要はございません。事務局で登録システム内でカウントしており、こちら少なくなったら補充させていただきます。

Q
相談者がこられるといわゆる「相談支援」をする必要がありますか?
A

いいえ。必要ありません。アプリによる受付とパックを渡すのみで、それで行ってもらいたい「緊急支援」が完結します。あとは事務局にお任せください。

Q
受け取りスポットを引き受けると謝礼が支払われたり、もしくは逆に加盟料のような支払いが発生するのでしょうか?
A

いいえ。本プロジェクトにご参加いただける団体様へは、恐れ入りますが謝礼のお支払いなどはおこなっておりません。当然のことながら、こちらから何らかの対価を請求することもございません。

Q
どれくらい利用があると想定すればよいでしょうか?
A

地域・立地によってかなり違います。導入前に一度ミーティングさせていただき、推計させていただけますと幸甚です。

ご関心がある法人様は、お気軽にお問合せからご連絡くださいませ。スタッフと直接お会いし、現物をお持ちしながらご説明に伺います。


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「クレジットカード」と「銀行振込」が可能。寄付ボタンを押すと決済サイトに移動します。

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銀行振込


ご寄付に関するよくある質問

Q
領収書は貰えますか?
A

領収書のメールに記載されているアドレスからダウンロードできます。

Q
月額寄付の解約はどうすればよいですか?
Q
寄付金額の変更をしたいのですが、どうすればよいですか?
A

事務局で対応致します。こちらのお問い合わせフォームからご連絡くださいませ。

Q
クレジットカードを変えたいのですが?
A

事務局で対応致します。こちらのお問い合わせフォームからご連絡くださいませ。

Q
寄付控除に使えますか?
A

大変申し訳ございません。弊団体は設立間もないこともあり、寄付控除が適用される法人格ではないため、寄付控除には使えない状況です。こちらにつきましては将来的に改善いたしますので、今しばらく活動を見守っていただけますと幸甚です。